----------------------------------------------------------------
新教育の森:ほっかいどう 認定こども園「にじいろ」
◇幼保連携の子育て支援 効率向上も質低下懸念
札幌市立初の認定こども園「にじいろ」(清田区真栄2の1)が4月1日、オープンした。認定こども園は幼稚園と保育所の機能を併せ持つ新しい施設。都市部では定員割れする幼稚園と待機児童がいる保育所のミスマッチの解消、地方では少子化のため単独での存続が困難になっている施設の効率的な運営というメリットがあり、新たな子育て支援施設として注目されている。
□■札幌のモデル園に
市立幼稚園を全面改築した真新しい2階建ての「にじいろ」。玄関を入ると、広いホールが目に飛び込んでくる。滑り台や積み木などで遊ぶ子供たちの歓声が聞こえる。ここでは、3〜5歳児の幼稚園児と0〜5歳児の保育園児の計114人が通う。保育園児は通常午前7時〜午後6時に滞在し、幼稚園児が来る午前9時〜午後1時半はいっしょに過ごす。
2階には園児以外の親子も利用できる子育てサロンもあり、地域の子育て支援の役割も担う。松田昌樹園長は「2年前から幼稚園と保育園のスタッフが新しい教育内容をどうするか話し合いを続けてきた。札幌の認定こども園のモデルにしたい」と意気込む。
一人っ子の長男(1)を迎えに来た近くに住む共働き夫婦、伊藤学さん(29)と妻小百合さん(27)は「施設のオープンな感じがいい。幼稚園も一緒になっているので子供が大きくなったら、幼稚園に変更もできるので便利。2人目が生まれたらまたお世話になりたい」と話す。
□■幼稚園は定員割れ
札幌では、公私立幼稚園の定員3万605人(08年5月現在)に対し、入園園児は約2万6200人にとどまる。認可保育所は定員1万7015人だが、入所待ちの待機児童が810人(今年1月現在)に上り、定員をめぐって幼稚園と保育所がアンバランスな状態となっている。
これを解消する方策の一つとして、認定こども園が06年10月にスタートした。都道府県が認可し、道内では、今春までに22カ所ができた。
上川管内中川町の「中川町幼児センター」は07年4月、町立の保育所と幼稚園を統合してオープンした。現在、0〜5歳児43人が通う。「幼保一元化が就学前の子供にはふさわしい」(町幸福(しあわせ)推進室)と狙いを話すが、効率的な運営ができるメリットもある。
□■補助制度の拡充
国は2年後に認定こども園を全国で2000カ所に増やす方針だが、08年4月現在で229カ所。このため、国は今年度から施設費に加えて運営費への補助制度も作った。しかし、定員割れ幼稚園が保育に手を広げることで、教育内容の質の低下を懸念する声もある。
札幌市の子育て支援NPO「かざぐるま」の山田智子代表理事は「認定こども園は一つの時代の流れ。幼稚園、保育所のそれぞれの良さを取り入れた施設になるよう期待している。NPOも参入できるように、補助制度をもっと拡充してほしい」と話している。
----------------------------------------------------------------
…以上の記事のとおり、これからは【幼稚園】+【保育園】の機能を併せ持つ“総合施設(認定こども園)”が増えてくるものと思われます。
認定こども園は、現状では幼稚園が申請する形が圧倒的に多いようです。
つまり、保育園が認定こども園にするメリットが少ないということがあります。
待機児童がいる保育園。定員割れが続く幼稚園。
ある意味定員割れが続く幼稚園の救済制度的にも取られかねないこの制度、まだまだ一本化には遠い状況のようですね。
ただ、“保育に欠ける”という条件で子どもが振り分けされていた部分が解消されていくことは、今後競争原理が働いて、逆に各幼稚園・保育園の保育の質の向上につながっていくのではないかなと私自身は考えています。
これからは選ばれる幼稚園・保育園になれるかどうか、問われる時代になってきますね。
【思ったことの最新記事】


